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2020.02.26
名古屋港ガーデンふ頭で初確認 「サツキマス?」を展示します
名古屋港水族館では、平成4年の開館以来、水族館前のガーデンふ頭に出現する生物を調査してきました。これまで約70種の魚類を確認してきましたが、今回初めて「サツキマス」と思われる魚を確認しましたので、その個体を展示します。
展示開始日:令和2年2月26日(水)
展示場所:南館2階日本の海
生態解説
サツキマス(アマゴ)は、神奈川県以西の太平洋、瀬戸内海、四国、九州大分県、宮崎県の河川及び海域に生息します。渓流域で産卵し、そのまま渓流域で一生を過ごす陸封型が「アマゴ」と呼ばれ、生活史の一部を海で過ごす降海型が「サツキマス」と呼ばれます。ともに釣りで人気のある魚で、長良川のサツキマスは特に有名です。
今回の個体は、名古屋港に流れ込む庄内川でもサツキマスの遡上が確認されていることから、降海型のサツキマスである可能性があります。