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2021.05.12
企画展「まったなしのプラスチック問題」開始
5月11日より南館2階黒潮大水槽手前で企画展「まったなしのプラスチック問題」を開始しました。

場所は南館2階の黒潮大水槽手前にある空間です。
この展示は名古屋市科学館が2020年8月26日~10月25日、2021年1月5日~3月31日に開催していた展示からパネルとタイトルをそのままお借りして行っています。

名古屋市科学館よりお借りしたタイトルとパネル。水族館とはまた異なる視点からプラスチック問題について分かりやすく解説しています。
それ以外にも当館職員が愛知県田原市の赤羽根海岸に出張した際に、浜辺で拾得した海洋ごみも展示しています。

ここで展示しているごみの大部分は漁網とブイ(浮き)ですが、よく見るとブイには「浙江(中国の地名)」「香港」の文字、そして日本ではあまり使われない漢字が書かれているものがあることが分かります。

また、ごみは漁具だけではなく、ハブラシやお菓子の持ち手、バケツの破片らしきプラスチック、樹脂製の袋など、家庭から出たと思われる様々なプラスチックも絡みついています。

名古屋港水族館では、昨年度から新たに海洋プラスチック問題を取り上げたコーナー「エコ・アクアリウム~海の未来を考えよう!~」の展示を開設しました。
そちらも併せてご覧いただき、決して他人事ではない環境問題について考えるきっかけになれば幸いです。