スタッフブログ
2020.04.14

地味につらいんです。

ペンギンに与えているエサは冷凍保存されています。
冷凍保存されていると、ペンギンが健康に暮らしていくために必要な
ビタミンが壊れてしまいます。
その状態のエサをペンギンに与えていると、
ビタミン不足で健康に害を及ぼす可能性があるので
ビタミン剤を入れた魚を毎朝与えています。
ビタミン剤は魚のえらの部分をめくってその中に入れていくのですが
このビタミン剤を入れる作業が地味につらいんです。

ビタミン剤を入れる作業は朝餌を作る人が基本的に一人で行っています。
一番楽にビタミン剤を入れられるのはエンペラーペンギンです。
エンペラーペンギンにはこのビタミン剤を与えています。

数は4粒なので少し多いのですが、魚もそれなりに大きいので入れるのに
苦労することはありません。

ですが、ジェンツーペンギン、アデリーペンギン・ヒゲペンギンのビタミン剤は
そう簡単にはいきません。
ジェンツーペンギンに与えているビタミン剤は写真を見てもらうと
分かるかと思いますが、1㎝に満たない程度の大きさしかありません。

このビタミンを1羽につき4粒入れなければいけません。
これが地味につらい!!
数を数えながら間違えないように入れていかなければいけません。
エサを作るときはゴム手袋をはめているので、素手とは違って指先が使いにくいのです(涙)

小さいビタミンを2粒なんとかつまんで入れています。

そして一番入れにくいのはアデリーペンギン・ヒゲペンギンのビタミン剤です。
なぜかというとビタミンの大きさと入れる魚の大きさがほぼほぼ一緒なんです。

そして2種類のペンギン一緒に準備をしているので数が一番多くて60羽分入れなければいけません。
魚自体も少しぬるっとしてつかみにくくてしかたがありません(涙)
ですが、ゴム手袋をはめたままなんとかえらの中に入れていきます。

餌づくりはとかしてバケツに入れるだけの簡単な作業だけではなく、
ペンギンの健康のために地味な苦労をしているのです…笑