イシガキフグのもぐもぐタイム
4月19日は日本動物園水族館協会が定めた飼育の日です。「4・1・9」が語呂合わせで「しいく」と読めることから制定されました。例年であれば水族館のあちこちで「飼育の日」にちなんだイベントや解説が行われるのですが、ただいま水族館は休館中。。。せめてブログは飼育の日特別バージョンで、「イシガキフグ」についてお届けします!
イシガキフグの給餌を普段見ていただいている水槽の外からと…
水槽の内側からイシガキフグとの距離が“ゼロセンチメートル”な写真も交えて進めていきます!
まずはこちら。なんでしょう。。。
ボウルに入っているねばねばのモノ…これがイシガキフグのエサなんです。
イカをミキサーで細か~く、こまか~くした特製ミンチ。このミンチをひとつまみずつイシガキフグに与えます。
イシガキフグに給餌をするのは水曜日と金曜日です。イシガキフグはたくさんの魚と一緒に飼育していますが、イシガキフグだけエサを与える日が決まっています。
イシガキフグを含むハリセンボン科に属する魚は体型が丸みを帯びており、背鰭、胸鰭、臀鰭を上手に動かしながら推進力を得たり、方向転換したりして泳いでいます。泳ぐ様子はとってもかわいらしいのですが、とにかく泳ぎが遅いんです…。ほかの魚と一緒に餌を与えようとしても、周りに先を越され、イシガキフグが来たときにはエサがない!ということが起きてしまいます。
そのためイシガキフグには曜日を決めてエサを与えているんです。
ではでは、長々と説明してしまいましたがここからは給餌の様子を見ていただきます。
まずは水槽の外側から!
このようにダイバーの手から直接イカのミンチを与えます。
こんな風に二匹が並ぶこともあるんですね!
これを水槽の内側から見ると…
二匹が並んでエサをくれるのを待っています!!
左側にいる少し小さな個体は三重大学から譲り受けた「みえちゃん」です。
右側にいるのはぎょぎょぎょ!!でお馴染みのさかなクンから譲っていただいた「がきちゃん」。ご自宅で飼育されていた当初からの愛称をそのまま使っています。
続いてはこちらの写真!まるで笑っているみたいですね!
最後の写真はエサを与えた直後の写真です!
食べるのに必死で口からエサがはみ出しています(笑)
とってもダイバーとの距離が近いです!いつもこんな近距離で給餌しているんですよ~
現在休館中ですが開館したら是非、元気なイシガキフグたちに会いに来て下さいね!!