スタッフブログ
2020.04.26

ペンギン飼育員の1日

「水族館、休館日なのに何するの?」
「イベントも無いのにすることあるの?」
「水族館休みだから飼育員も休みだと思った~」
これ、私が水族館で働き始めた当初家族や友達によく言われた言葉です、今でも言われることはありますが(笑)
私以外にも言われたことある人はいるみたいです(^_^;)
というわけで、ペンギン飼育員の大まかな1日を紹介したいと思います!
午前9時頃 掃除班、調餌(餌を作ること)班に分かれて1日の作業が始まります。

展示水槽の掃除は大体2~3人で行います。擬氷をこすったり、ホースを使って雪や氷を溶かしながら敷いてある、すのこやマットをこすって綺麗にしたら、新しい雪や氷を撒いていきます。
掃除班が掃除をしている間に・・・

調餌班って言っても1人なんですが(笑)調餌している様子です。餌の魚は凍っているので右の写真のように水を使ってとかし、ビタミン剤を入れて決められた量をバケツに入れていきます。
展示水槽の掃除が終わったら掃除班が給餌(餌をあげること)、調餌班はバックヤードの掃除にうつります。

給餌している様子です。手前がホッケ、奥がイカナゴです。真ん中に立っている人がボードを持っていて餌を食べたペンギンのチェックをしています。
給餌が終わった掃除班は各々自分のやることを始めます。
午後1時 給餌
終わった後、各自また掃除など始めていきます。

掃除と言っても何をするのかというと、曜日によってやることは違いますが、例えばこの写真は部屋の天井と壁を消毒しているところです。南極やその周辺の島々に生息するペンギンはカビに弱いので少しでもカビの発生源を無くすためにやっています。
午後4時頃 給餌&掃除
給餌が終わった後は朝やった掃除よりは簡単な掃除をします。ホースで擬氷を流してもらい、デッキブラシでこするという掃除をします。

以上がペンギン飼育員の1日です(^▽^)/
掃除か調餌か給餌しかやってないんじゃないかって?気のせいです(;’∀’)
ペンギンが健康で快適に過ごせるよう日々頑張ってます(笑)
基本このスケジュールで動いたりしていますが、ペンギンのこと以外でも、特別展示、季節展示(ひな祭りやハロウィーンなど)の水槽の設置を手伝ったり、飼育員が書いているこのブログを書いたりなど休館日ならではのやることもあるんですよ!