スタッフブログ
2018.08.29
この季節がやってきました。
今年もナンキョクオキアミが卵を産みました!!!!!
(自然界では11月~2月に産卵します)
しかし、ナンキョクオキアミといってもピンとこない方が多いのではないでしょうか。
少しナンキョクオキアミについてご紹介しましょう。
( ・`ω´・ノノ゙☆パチパチパチ
ナンキョクオキアミは南極の海に生息しており、ヒゲクジラ類、アザラシ類、ペンギンなどの鳥類の餌となっています。南極の海に住む多くの生物を支えている大事な存在です。
また、とても多い数が生息しており、
その生物量(すべてのナンキョクオキアミの重さを足した量)は数億トンとも推定されています。
名古屋港水族館で初めて繁殖に成功し、世界でここだけしか、展示していません!
で、これが卵です。

卵の大きさは0.6mmです。これらの小さな卵をスポイトを使って別の容器に移します。
空気に触れぬように、、潰さぬように、、(震)

ナンキョクオキアミは0℃近い水温で飼育されていますが、飼育している部屋の気温も、最高0℃、最低-4℃と、とても寒い!
この空間に2時間こもって作業をすることも、、、
寒い、寒いよう、、、、、、((((( ;’;ё;`;)))))ガクガクブルブル
根気のいる作業です。

メスのナンキョクオキアミの、胸のあたりについた小さな粒のようなものが精莢(せいきょう)と呼ばれる精子が入ったカプセルです。
卵が産み落とされる時にここから精子が出て、受精します。
これから大事な産卵を控えているオキアミママさん達がいます。
貴重なナンキョクオキアミの姿を見せ続けることができるよう、頑張ります。