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2018.06.21
羅臼でシャチ調査(2)
前回は陸からの観察の話でしたが、今回は船からの観察の様子をお届けします!
5月13日から5月18日の6日間乗船し、毎日朝の5時30分ごろから、長い日は夕方の4時まで船に乗って調査を行いました。
なんと初日からシャチを観察することができました!

調査期間のうち、5日間でシャチを見ることができました。船の近くに寄ってきたりシャチ同士で遊んだりといろいろな動きを見せてくれました!知床連山を背景にジャンプも!!

海藻で遊ぶ姿も見られました。

多いときは十数頭のシャチが並んで泳ぐ姿も見られましたよ!

群れの中にはいろいろなグループがあるようです。
子供が多いグループでは好奇心旺盛な子供達が遊ぶ様子を見ることができました。やんちゃな子供達は船に向かって泳いできます!

初めて見た野生のシャチは大きく、迫力がありました。
動きはとても雄大で、多くのシャチが並んで泳ぐ姿は圧巻でした。

野生のシャチの姿を目に焼き付けてきました。いろいろな姿を見せてくれて、とても実りある時間を過ごさせてもらいました。
今回感じたことや観察したシャチの姿を今後の飼育の参考にしていきたいと思います。
今回の研修へは日本学術振興会の科学技術研究費補助金 基盤研究S 野生の認知科学(代表:友永雅己 京都大学霊長類研究所教授、15H05709)により支援を受けて参加しました。
この調査についてさらに詳しく知りたい方は北海道シャチ研究大学連合(Uni-HORP)のホームページをご覧ください。