スタッフブログ
2017.10.11

小さい出来事、大きな第一歩。

全世界の皆さん (火星人も可) に聞いていただきたい。
今さっきの出来事です。忘れられないあの瞬間。興奮治まらない!!
お久しぶりのダイオウグソクムシのお話です。

何が起こったかって?
なんと、餌を、食べてくれたんです。
誰が?ダイオウグソクムシが。
「あぁ、いつも食べてくれるもぐりんがね。」そう思ったあなた!
違うんです。名古屋港水族館にやってきてくれて以来、
一度も餌を口にしなかった、あの、‘もぐりんBrothers!!’の、『もぐ二郎』が、、
餌を、食べてくれたんです!!!!(←ここ、めっちゃ盛り上がるところ。)

ほんとにほんっとーに、とっても嬉しかったです。
嬉しさのあまり飼育員同士、お客様の前で「いぇーい」とハイタッチをしてしまいました笑
(その場にいたお客様:「あっそんなに、す、すごい事なんですかぁぁ~!?(目真ん丸)」笑)
このブログを見てくださった方もきっと、鳥肌が、、ぶわぁぁぁぁぁぁ、、、、、、。
っっっと、なった事でしょう。。。(大丈夫、きっと皆さん鳥肌たったはず)

前置きがとても長くなってしまいましたが
今回与えた餌は、内臓付きのイカゲソ506g(左)そして前回と同様、殻つきエビ13g(右)です。

実は今回、もぐ二郎が食べてくれたのは、殻つきエビの方。ほんの一瞬の出来事でした。
そのため撮れた写真はこれだけ。(赤丸が殻つきエビ)

 

そして実は、食べたのはたったのこれだけ。

グラム数で言いますと、、、

1グラムしか減っていません。なんだこれだけか、そう思うかもしれませんが、
これは私たち飼育員にとって大きな第一歩。
大げさな題名かもしれませんが、ほんとに大きな出来事なんです。
今日は食べるか、今日は食べるか、と、ずっと見守ってきたからこそ、
ようやく、やっと食べてくれて、鳥肌が半端じゃ無かったです。

そしてもぐりんにもある変化が、、
イカをついに全く食べてくれなくなりました。
実はこれ、もしかすると、脱皮の兆候かもしれないんです!!
プラスに考え、その瞬間を待つのみです。

さらにもう一つ、ぜひ皆様に見ていただきたい写真がこちら。
左もぐ二郎 右もぐりん