スタッフブログ
2017.09.30
アデリーペンギンが卵を産みました!
9/6のブログで巣材搬入の様子をお伝えしましたが,今シーズン初めての産卵がありました。
産卵があったペアはこちら、アデリーペンギンの63番♀(真ん中)と92番♂(右)です。

産卵された卵はいったん親のおなかの下から取りあげ、重さや大きさを測定し、親の番号を色鉛筆で記入して巣に戻します。こうすることで、卵が巣から転げ落ちてしまった時にどのペンギンの卵か一目でわかります。


この卵を取りあげたり戻したりする作業が大変で、飼育員は親鳥から激しい攻撃を受けます。

ちょっとわかりにくいですが、右の92番が飼育員を攻撃しています。
下の写真では袖にかみついて翼でたたいています。ペンギンの翼はとても固いので、たたかれるというより殴られるに近い気がします。くちばしの力も強く、この攻撃によって飼育員があざを作ることも珍しくありません。この92番は特に気が強いペンギンで、正直、巣に近づきたくありません(笑) 余談ですがこの隣の巣のアデリーペンギンペアも気が強く、92番と一緒になって攻撃してくることがあり、泣きたくなります…。
親鳥からすると飼育員は大事な卵を盗みに来た卵泥棒にしか見えないんでしょうね(;^_^A

卵を巣に戻すと親は足元でしっかりと抱きかかえます。取りあげてごめんねm(_ _)m
順調にいけば10月後半にヒナが孵化します。その時にはまたブログでお伝えしますのでお楽しみに!