さかなクンから頂いたイシガキフグがデビュー
「ギョギョギョ!」のフレーズで有名な東京海洋大学 名誉博士・客員准教授のさかなクンはイベントやTV撮影で名古屋港水族館へ何度もいらっしゃったことがあります。
何度もお会いしているうちにすっかり意気投合し、メールで魚についての情報交換をするなど仲良くさせて頂いています。(さかなクン曰く、フィッシュフレンドだそうです)
以前にお会いした時にさかなクンが自宅で愛情いっぱいに飼っているイシガキフグを『名古屋港水族館へ差し上げます!』と約束をしてくださいました。さかなクンは漁師さんの定置網に入った魚たちを譲り受け、自宅にあるフィッシュハウスと呼ばれている飼育小屋で大切にケアしながら育てているとのことでした。
約束してから時間は経ってしまいましたが、さかなクンが飼育していたイシガキフグの「ガキちゃん」と「ジャンボ」の2匹がついに名古屋港水族館へやってきました。
しかも、さかなクンが自宅のある千葉県館山市から遠路はるばる名古屋までサプライズで届けてくださったのです。(も~、言ってくれれば取りに行ったのに~(笑))
長旅の疲れを癒してもらうために数日間は裏の水槽で飼っていたのですが、水族館へ搬入直後でも餌のイカを食べていて健康状態には問題がないと判断して、さっそくデビューです。
展示した水槽は150種3000匹の魚を展示している「サンゴ礁大水槽」。
周りを泳ぐ大小さまざまな魚に驚いて水槽の環境に慣れるまで時間がかかるかなと思っていた飼育係の心配をよそに、まったく臆する様子もなく悠々と泳いでいます。
「サンゴ礁大水槽」ではダイバーが水中カメラを用いて撮影した映像を見ながら解説するイベント『ダイバーコミュニケーション』を行っていますが、これからはイシガキフグの「ガキちゃん」と「ジャンボ」もしっかりと紹介していきたいと思います。
さかなクンの家からやってきたイシガキフグの「ガキちゃん」と「ジャンボ」にギョ注目ください!

イシガキフグの「ガキちゃん」全長42.5cm

イシガキフグの「ジャンボ」全長55.0cm
さかなクン直筆のイラストも頂きました。
さかなクンありがとう~!