スタッフブログ
2017.02.27

名古屋港にすむ魚やカニたち

都会の海、名古屋港。汚れた水の色や人工物のイメージが強いかもしれませんが、実はたくさんの生き物がくらしている“まち海”です。名古屋港水族館では開館以来25年間、水族館のある名古屋港ガーデンふ頭周辺で生き物の調査を行ってきました。この調査結果を先日再開した南館1階「海のギャラリー」内の「名古屋港にくらす生き物たち」展示で紹介しています。

水槽では名古屋港で採集したコノシロやガンテンイシヨウジ、イッカククモガニなど約15種類を飼育中です。

確認した生き物のリストや標本も展示しています。

ガーデンふ頭周辺ではこれまでに100種類以上の海の生き物を確認し、その種類数は毎年少しずつ増えています。えっ!!と目を疑うような意外な生き物との出会いもあり、海のつながりや多様性を感じるときもありました。また招かれざる外来種の出現も体験しました。季節限定ですが“クラゲの漁場”として水族館にとっても大切な場所でもあります。

「海のギャラリー」内の小さなコーナーですが、随時更新してまち海の生き物たちを紹介していきたいと思います。ぜひお立ち寄りください。