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2016.10.18
南極(6)ウスナンキョクメロンの産卵
南極コーナーのウスナンキョクメロンという巻貝がいます。

ウスナンキョクメロンは、水族館の中でもっとも長く
継続飼育されている生物の一つで、21年になります。
ちなみに、一番長く飼育されているのは、
同じく南極コーナーにいる、シワヒモムシです。
シワヒモムシについてはこちらら→南極(3)

産卵中の貝を、水そうの上から見たところです。
ガラスにしっかりはりついています。

産卵開始から10日後の10月15日、やっと産み終りました。

ウスナンキョクメロンは、ときどき卵を産みますが、水族館ではこれまでふ化に至ったことがありません。
この卵がふ化するのに何年かかるのか、わかっていません。
保管施設では、ナンキョクバイという巻貝を飼育しています。
これは、ウスナンキョクメロンの1/3くらいの大きさですが、こちらはふ化に2年ほどかかります。
卵がかえるのを、気長に待ちたいと思います。