スタッフブログ
2015.05.02
まるでぬいぐるみ!?
みなさん「換毛(かんもう)」という言葉は聞いたことありますか?体の毛が抜け替わることをそう呼びます。ゴマフアザラシは1年に一回だけ、大体4~5月に換毛するのですが、名古屋港水族館のアザラシ達は最近換毛が終わりました。
換毛の時期には頻繁に陸上で体を乾かしています。アザラシ達が警戒してこっちを見ているのがわかります?実は急に近づくとプールの中に逃げてしまうので、分かりやすい換毛中の写真を撮るのはアザラシ達との駆け引きが大事なんです!
少しずつ、逃げられないようにそっと近づきます。


下の2枚の写真は同じアザラシ(左:ナノハ、右:アラシ)が同じ場所にいるところなんですが、違うアザラシのように見えませんか?換毛前と後では毛の色がこんなに違うんです。

換毛前は茶色いほわほわの毛をしていて

換毛後は銀白色のつやつやした毛をしています。

アラシ
換毛中のアザラシにゆっくり、さらに近づいてみました。ナノハもアラシもぬいぐるみみたいにほわほわ♪
というか、まるで濡れたぬいぐるみ・・・!?

ちなみに、私の換毛おすすめポイントはしっぽ。といっても、なかなかお客様側からは近くで見られないので写真で紹介すると、

換毛前

換毛後
換毛前は茶色くて毛布のような、換毛後は銀白色のビロード生地のような感じなのがわかりますか?
このようにまったく同じ動物でも、時期やいる場所によって違うように見えることがあります。来館された際には一度見たことある動物の水槽も再度のぞいてみると新しい発見があって面白いかもしれませんよ。