スタッフブログ
2015.11.25

ん・・・イソギンチャク?

クラゲブースでクラゲの水槽を掃除しているとお客様の話し声が聞こえてくるのですが、最近お客様が「見てみて!イソギンチャクの展示やってる!あ、サカサクラゲだった!」
という声が多く聞かれます。その水槽がこちら(^o^)/

 

こちらの水槽は斜面がついていてサカサクラゲがとても見えやすいように工夫されているんです。是非じっくりサカサクラゲを観察してみてください!

 

ところで、このサカサクラゲはどうしてクラゲなのに逆さまになっているのか皆さんは知っていますか?
サカサクラゲは主に動物プランクトンを食べているのですが、実は体内に褐虫藻(かっちゅうそう)と呼ばれる植物 プランクトンが住んでいて、その褐虫藻が行う光合成でも栄養分を得ています。 サカサクラゲは、褐虫藻が光合成しやすいように逆さまになって十分な光が届くようにしているんです!!!イソギンチャクの触手のように見えるところは、口腕(こうわん)と呼ばれる部分なのですが、ここに褐虫藻が沢山共生しています。
体内に褐虫藻が住んでいるのはタコクラゲやサンゴの仲間、オオシャコガイも同じなんです。

さて、ちょっと気になるのは傘の部分です!!!
傘は他のクラゲに比べて平べったくなっており・・・

その傘はまさに 椎茸  (しいたけ)

水に戻した干し椎茸といった雰囲気です(笑)

運が良ければ泳いでる姿を目撃出来るかもしれません!!!
クラゲには見えないサカサクラゲ!是非見に来てください!