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2015.12.11

色が変わる魚

名古屋港水族館には2014年にリニューアルした「サンゴ礁大水槽」という大きな水槽があり、そこでは200種以上3,000匹の魚を展示しています。

大きな水槽に、これだけたくさんの魚がいるとなかなか1種1種が注目されることはありませんが、ぜひ紹介したい魚がいます。こちらです。

「クマザサハナムロ」といいます。
青くて綺麗な魚ですが、紹介したい理由は別にあります。写真の左下をご注目ください。拡大したのが下の写真。

色が違う魚がいますね。
しかしこの魚も同じ種類なのです。

個体差?見る角度?
いえいえ、実はこの魚は自分で色を変えることができる魚なのです。

普段はこんな色をしていますが

エサを食べる時や寝ている時、クリーニングをされている時にはこうなります↓

これは「色素胞」という色をコントロールする細胞をもっているためにできる“変身”です。
目の前で青から赤、赤から青と次々に色を変えることができます。
変わる瞬間を収めた動画がこちらです。

いかがでしょうか。
じっくり観察していれば、色変わりの瞬間に立ち会えると思います。
ぜひこの魚を探してみてくださいね