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スタッフコラム COLUMN

2022.01.09 その他

ハンターの一面!? オビトラフサンショウウオ

南館2階エントランス付近で展示している「干支展示 トラ似の生き物」のオビトラフサンショウウオは、多くのお客様に見ていただいています。

写真は隠れ家の下から出てきたところ。サンショウウオの仲間は主に夜行性で自然界でも昼間は水辺の木や石、落ち葉などの下でジッとしていることが多いのですが、この個体は水槽の環境に慣れてくれたのか意外と日中も動きまわり、水槽前面の見やすい位置にいることも多いです(隠れていることも相変わらず多いですが)。

 

さて、展示を見てもらってからよく聞く言葉があります。それは「エサは何食べるの?」と「エサどうやって食べるの?」です。野生では主に昆虫や口に入るサイズの小さな生き物を食べています。貪欲なところがあり、目の前で動いているものには何にでも飛びついてきます。素早く動き回るのは苦手で、待ち伏せて襲う方が得意な立派な「ハンター」です。というわけで今回はオビトラフサンショウウオが実際にエサを食べるところを動画に撮ってみました。飼育係がピンセットで給餌していますが、「サンショウウオがエサを食べるシーン」という、普段日常で見ないであろう動画、ご覧ください(この動画には生きている昆虫を使うシーンがあります。虫が苦手な方はご注意ください)。

いかがでしたか。図鑑などでよく昆虫などを捕食していると書かれているのを見たり、知識として知っていたとしても実際に見たことある人はやはり少ないのではないでしょうか。捕食する瞬間の野生味ある姿を少しでも感じてもらい、サンショウウオという生き物にも興味を持つきっかけになってもらえればと思います。