名古屋港水族館公式ホームページの「研究・繁殖・環境」ページです。

文字
サイズ

研究・繁殖・環境

研究・繁殖

水族館は、生物を展示するだけでなく、生物の生態の解明や保護、繁殖活動などを行う重要な役割を担っています。名古屋港水族館では、ウミガメ類をはじめとして、水生生物の保護や繁殖を目的とした研究活動を実施しています。

学術交流協定

近年では、水族館と大学等の専門機関が密接に連携し、生物の繁殖や遺伝育種、獣医学などの研究を行うことが一般的です。名古屋港水族館では、以下の研究機関と学術交流協定を結び、各部門の専門家と共同して調査や研究を行っています。

  • 岐阜大学応用生物科学部

    岐阜大学応用生物科学部と公益財団法人名古屋みなと振興財団(名古屋港水族館)は、平成21年6月8日に学術交流協定を結び、以下のとおり飼育生物の繁殖に関する研究や病理学、微生物学など、獣医学の分野での研究を行っています。
    • 鯨類とカメ類の繁殖生理・性行動に関する研究
    • 鳥類・は虫類の卵殻構造の研究
    • ベルーガの乳汁成分の研究
    • シャチの死因究明に関する病理学的・微生物学的研究
  • 京都大学ヒト行動進化研究センター

    • 鯨類・霊長類の自己認知能力の研究
    • 鯨類の性格に関する研究
    • バンドウイルカ・霊長類の視覚認知能力の研究
  • 京都大学野生動物研究センター

    京都大学野生動物研究センターと公益財団法人名古屋みなと振興財団(名古屋港水族館)は、平成21年10月9日に学術交流協定を結び、以下のとおり飼育生物の遺伝学的な研究や鯨類の音声によるコミュニケーションなどの研究を行っています。
    • 鯨類・カメ類のDNAなどを用いた遺伝学的研究
    • ベルーガの鳴音と行動に関する研究
    • 希少生物の細胞保存に関する研究
  • 神戸大学大学院農学研究科

    神戸大学大学院農学研究科と公益財団法人名古屋みなと振興財団(名古屋港水族館)は、平成21年11月19日に学術交流協定を結び、以下のとおり鯨類や鳥類の繁殖生理や人工授精に関する研究を行っています。
    • 鯨類の発情周期など繁殖生理に関する研究
    • 鯨類やペンギン類の精液保存に関する研究
    • 鯨類やペンギン類の人工授精方法に関する研究
  • 三重大学大学院生物資源学研究科

    三重大学大学院生物資源学研究科と公益財団法人名古屋みなと振興財団(名古屋港水族館)は、平成27年12月17日に学術交流協定を結び、以下のとおり鯨類など海洋生物の繁殖や生態に関する研究を幅広く行っています。
    • 鯨類の繁殖生理に関する研究
    • 鯨類の行動生態に関する研究
    • 深海性物の生理生態に関する研究
    • 無脊椎動物の生活史に関する研究

エコ・アクアリウム
〜海の未来を考えよう!〜

私たちの生活と海洋環境のかかわりについて紹介しています。
国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援し、名古屋港水族館では海の環境を守るため、海洋汚染の防止、生物多様性と生態系の保全などの取り組みを進めます。

その他活動

ボランティア

名古屋港水族館では、平成6年度からボランティア制度を導入し、「海の仲間たちと人の架け橋」として毎年数多くの方々にご協力いただいております。制度導入直後の平成7年度に登録者30名からスタートした解説活動は、現在約200名の方に登録いただき、館内の様々な場所で来館されるお客様に海の生き物たちの生態や特徴をご紹介しています。

主な活動
  • 生き物の生態や展示物についてわかりやすくお客様に解説して、観察のお手伝いをしています。
解説活動場所
南館1階 タッチタンク
南館2階 ライブコーラル水槽、サンゴクローズアップ水槽
南館3階 南極の海
北館2階 進化の海
南館2階 マイクロアクアリウム
南館2階・3階 ウミガメ回遊水槽
南館3階 ペンギン水槽・ペンギン情報コーナー
南館1階 タッチタンク
南館2階 マイクロアクアリウム
南館2階 ライブコーラル水槽、
サンゴクローズアップ水槽
南館2階・3階 ウミガメ回遊水槽
南館3階 南極の海
南館3階 ペンギン水槽・
ペンギン情報コーナー
北館2階 進化の海
  • 水族館が開催するイベントの補助
  • その他、ボランティアが主催するイベントの企画・実施(絵本の読み聞かせ会など)