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スタッフコラム COLUMN

2024.03.29 その他

名古屋港でスナメリ観察会!

名古屋港でスナメリを探してみませんか?
ということで、ホームページで参加者を募集し、スナメリ観察会を開催しました。厳選なる抽選で選ばれた20名の参加者とスタッフで、船で名古屋港を巡り、一緒にスナメリを探してきました。
まずは館内で名古屋港のスナメリについてレクチャーを行いました。

レクチャーの様子

レクチャーの後、水族館の近くの船着き場から船に乗り込み、スナメリ観察に出発です!

ポートビル横の船着き場から船に乗り出発

ポートビルに別れを告げ、ここからは目を皿にしてスナメリを探します。
あいにくの雨で海況があまり良くないなか、30分ほど必死に海を見ていると…
「あっ!!!」と船の中で声が!!
スナメリが現れました!!しかも連続で!!
参加者はテンションMAX!!スタッフはスナメリが見られて安心MAX!!
船内が一気に活気づきました。

しかしその後はなかなかスナメリが現れず、のんびりと名古屋港の中を進んでいきます。

港の大きなクレーンやコンテナ船を眺めながら船は進みます

スナメリ以外にも、港の中で見られる大きなクレーンやコンテナ船を見て、名古屋港についてもたくさん知ることができました。スタッフによるスナメリ調査のときの体験談や港の生き物についての解説も行いつつ、参加者同士でも話がはずんで和気あいあいと観察会が進んでいきました。

みんなで協力してスナメリを探します

後半にも何頭かスナメリを発見し、およそ2時間でのべ10頭ほどスナメリを見ることができました。
船内では、みんなで協力してスナメリを見つけるぞ!という雰囲気で楽しく観察会ができました。スナメリは一瞬しか現れませんので、残念ながら姿を見ることができなかった方もいらっしゃいました。野生動物を見ること、そして調査することの難しさも感じて頂けたかと思います。

戻った後は振り返りを行って、観察会は終了となりました。

スナメリ観察について振り返り

スナメリを探すのが楽しかった、船で名古屋港の中を色々見ることができてよかった、という嬉しいご感想をたくさんいただくことができました。また海に浮かんでいるゴミを見て、ゴミを減らすようにする、ゴミ拾いのイベントなどに参加したい、という環境に目を向けたご意見もたくさんいただきました。

「スナメリを探して発見する」、そして「名古屋港の環境に目を向けてもらいたい!」ということを目標にした今回のイベントでしたが、参加者のみなさんが色々と考えるきっかけになれたようで、とても嬉しく思っています。

この時期はまだ水族館からもスナメリを見ることができますので、ぜひお越しの際は海にも目を向けてみてくださいね。

飼育展示第二課 加古 智哉