2021.06.16 ペンギン
父の日特集 ~地球上最も過酷な子育て~
6月20日(日)は父の日ということで今回は地球上最も過酷な子育てをすると言われるエンペラーペンギンにスポットを当てたいと思います。
いやいや絶対俺の方が過酷な子育てライフ送ってるわ!という全国のお父さん!エンペラーペンギンをなめてはいけません。あなたにこの子育て耐えられますか!?
抱卵中のエンペラーペンギンのオス(右はパートナーのメス)
過酷その1・・・絶食!
海から離れた内陸地にある繁殖地でお嫁さん探し。パートナーがみつかり、メスが卵を産んだらその卵をオスが温めます。ここでメスはエサを求めて海へ戻ります。さぁ、ここからはメスが戻るまで卵を温めて待ちます。あっ、言い忘れていましたが、この間ずっと絶食です。トータル絶食期間は約100日くらいです。
ヒトが体験するなら以下の体験プランのようなイメージでしょうか?
過酷その1体験プラン
過酷その2・・・超極寒!南極の冬!
南極の冬は風速30m/s、気温マイナス60度という極寒の地。オスたちは身を寄せ合っ
て寒さをしのぎます(これを「ハドル」といいます)。
過酷その2体験プラン↓
過酷その3・・・身を削った子育て!
メスが戻ってくる前に卵からヒナが孵ってしまった場合、「ペンギンミルク」と呼ばれる食
道からの分泌物をあげます。ペンギンミルクは消化器官の組織が剥離したもので文字通り
身を削って餌を与えます。体重は絶食前後で3分の2まで減少します。
過酷その3体験プラン↓
過酷その4・・・エサを求めて歩く!
メスが無事に戻ってくるとオスは卵やヒナをメスに預け、エサを求めて海へ向かいます。
空腹でフラフラの状態ですがそれでも歩いて海を目指します。途中氷の割れ目から海へ
入りエサを獲ることもあるようですが、長いときは100kmの道のりをひたすら歩きます。
過酷その4体験プラン↓
いかがですか?耐えられそうですか?体験プランを作ってみましたが、僕には無理です!
※体験プランには命の保証がありませんので絶対にマネせず、妄想に留めてください。
そういえば、ペンギン水槽にいるエンペラーペンギンのオスは現在卵を抱いていますが・・・なんと!
卵抱いたままエサを食べ!
卵抱いたまま寝ころび!
卵抱いたまま水へ飛び込む始末・・・
※最後に卵は擬卵なのでご心配なくを添えて。END