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スタッフコラム COLUMN

2022.06.23 魚類

へ~んし~ん

南館1階赤道の海コーナーにいる「スミレナガハナダイ」についてご紹介します♪

あまり馴染みがなく、初めて名前を聞く方もいらっしゃるかもしれませんが、メスからオスへ性転換してしまうとても珍しい性質を持っています!

詳しく説明しますと…

スミレナガハナダイはオスが1匹、メスが多数という群れで生活をしています。この集団を「ハーレム」といいます。オスはモテモテですね(≧▽≦) 意中の相手を選び放題です(笑)この1匹のオスが死亡し、ハーレムにオスがいなくなると、ハーレムの中で1番大きなメスがオスへと変わります。このメスとして成熟してからオスへと変わることを「雌性先熟(しせいせんじゅく)」といいます。反対にオスとして成熟してからメスへ変わることを「雄性先熟(ゆうせいせんじゅく)」といいます。雄性先熟の代表例としてはクマノミが挙げられます。

それでは、スミレナガハナダイのメスからオスへと性転換する際の外見の変化の過程を見ていきましょう!

性転換中の個体(左)とメス個体(右)

 

左の個体は、メスからオスに変わり始めた個体です。
右のメスの個体と比べると体が赤みがかっています。尾鰭の先端の色も鮮やかに変化しつつあります。

性転換開始から約1週間後、オスの特徴である正方形の模様がうっすらと見えてきました!この模様は湿布を貼っているように見えることから「サ〇〇パス」という愛称で呼ばれることもあります(*^^*)

メスからオスに変わり始めてから約1ヶ月ほどで立派なオスの姿に✨
とっても華やかな姿になりました(´▽`*)
魅力的なオスになってメスへのアピール頑張ってね🚩

皆さんも水族館に遊びに来た際には、スミレナガハナダイのオスを探してみてくださいね♪