©2024 All Rights Reserved. Nagoya Port Foundation

スタッフコラム COLUMN

2024.07.29 その他

ビッグないんげんまめ…?

最近マングローブ水槽にてお客様からこんな声が聞こえます。
「ビッグないんげんまめがいっぱいある!」

ぬ…?マングローブにいんげんまめは生えません(-ω-)
それでは「ビッグないんげんまめ」とは⁉

その正体はこちら。

こちら、マングローブ (熱帯や亜熱帯地域の淡水と海水が混ざり合う場所で生息する植物の総称)と呼ばれるヤエヤマヒルギの種子です。

スタッフブログ「2023年産ヤエヤマヒルギ、展示デビュー」にもありますように、昨年も豊作だったヤエヤマヒルギの種子ですが、今年も豊作となっております。

つぼみができて、花が咲いて、実ができて、実の下から種子が長―く伸びるのですが、今年は珍しいことが起きました。

なんと1つの実から2本の種子が!

あ、そ~れ!にょきにょきっと♬

立派に成長するとこんな感じです。

そして先日、この二本生りの種子が熟し、落下しました。

双子チックな種子ですが落ちたのは同時ではなく、大きい種子が7月12日に先に落ち、その次の日に小さい種子が落ちました。
野生のヤエヤマヒルギでも同じ実から2本の種子が伸びることはあるのか、また、なぜ2本生えたのかは不明です。今後解明することができればいいなぁ…と思っております。

ヤエヤマヒルギの種子は南館3階のマングローブ水槽にて見ることができます。

二本生りの種子が落ちたことを皮切りに、他の種子も熟して落下してきています。もしマングローブ水槽で落ちている種子を見かけましたら、近くの職員に教えていただけるととても嬉しいです。

 

飼育展示第一課 尾田 愛実