こんにちは。

今日は、皆さんも探偵になった気分で考えて読んでみてくださいね。

まず、私の担当している「オーストラリアの水辺」ですが･･･ここでは植物も一緒にお世話しています。（ここだけの話）担当になるまで、この植物たちが本物とは知りませんでした💦

この「オーストラリアの水辺」は、オーストラリア北部の熱帯地方を再現しています。

そして、この地域に生息している生物、ブタバナガメ、ノーザンバラムンディなどを飼育展示しています。

さて、この水槽･･･植物も一緒に育てているとお話ししましたが、大切に育てた葉っぱが欠けているんです。

なぜでしょう？

①　虫が食べた

②　先端から枯れていった

③　水槽にいる誰かが食べた
 

正解は③。水槽にいる誰かが食べた！！

そうなんです。

実は、この水槽には葉っぱを食べる生物がいます。

それは･･･ブタバナガメです！！

 



 

ブタバナガメは野生では、落ちてきた木の実や葉っぱも食べる雑食性です。

一生懸命育てた葉っぱが食べられてしまうのは悲しいですが、言い換えれば･･･

野生に近い環境で飼育できているということで、微笑ましい光景です。

 

ある日、不思議な葉っぱを見つけました。

皆さんも考えて、推理してみてください。

 



 

ブタバナガメが葉っぱを食べることはわかりましたが、明らかに届かない葉っぱが欠けて、食べられています。

水槽で、この葉っぱを食べるのはブタバナガメだけです。

どうやって、あの高い位置にある葉っぱを食べたのでしょうか？

 

謎は解けましたか？

実は、こちらの水槽はスコールが降ります。

その時、雨の勢いで、葉っぱが水面近くに垂れ下がります。

そのタイミングで、食べていたんです！！

 

 

皆さんは、推理できましたか？

 

（スコールのスタッフコラムはこちら）

 

「オーストラリアの水辺」エリアに来た際は、カメや魚だけでなく、植物も見てくださいね。

植物は、ぜーんぶ本物ですよ(^▽^)/

 

 

飼育展示第一課　松本智美