2025.04.24 カメ
展示再開 ~カメ類繁殖研究施設~
お待たせしました!!
2024年9月から修繕工事を行っていた「カメ類繁殖研究施設」(通称:カメ棟)が
2025年4月22日(火)に展示再開しました。

現在、アカウミガメの子ガメ、アオウミガメの子ガメ・亜成体(成体になる前の段階)、タイマイ、ヒメウミガメ、回遊を調査する模擬発信機をつけているアカウミガメの「モックン」をご覧いただけます。(僕はココだよ!!)
今回の修繕工事では、カメ棟の一番大きな水槽と3つ繋がった水槽をきれいにしました。
また、水槽周りの階段などもきれいになりました。

綺麗になったこちらの水槽には、ヒメウミガメを展示しています!!
今回は、ヒメウミガメを紹介します。

ヒメウミガメは世界中の熱帯から亜熱帯に広く分布し、外洋を主な生息域としています。
日本近海にでも稀に見られますが、産卵のために来遊することはありません。
他のウミガメより小さく、甲羅の色はオリーブ色をしています。
そのため、英名では「Olive ridley」といいます。

また、ヒメウミガメは世界でも限られた海岸で、集団産卵を行うことが知られ、
この集団産卵のことを「アリバダ」と呼んでいます。
アリバダの語源はスペイン語の「arribar(到着する)」という意味です。
さて、お気づきの方・・・そうです!!
水族館の南館2階レストランの名前・・・「アリバダ」です。

このヒメウミガメの集団産卵の現象の名だったんですね。
カメ類繁殖研究施設で子ガメやモックン、そしてヒメウミガメを観覧した後は、
レストラン「アリバダ」でゆっくり過ごすのもいいかもしれませんよ。
飼育展示第一課 松本智美