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スタッフコラム COLUMN

2025.06.04 その他

愛くるしい来訪者

名古屋港水族館では、月に一度、野鳥が好きなスタッフが集まって定期的に野鳥の観察を行っています。

今回、珍しい来客があったので皆さんにご紹介しようと思います!
いつものように、水族館前のポートブリッジから野鳥を探していると、何やら水面に見慣れない影を発見しました。

よーく見てみると…

なんとカルガモの親子でした!!!

9羽のヒナが列を成して親鳥の後をせっせと追いかけています♡
なんとも愛くるしいですね☺

さて、日本では様々なカモ類を見ることができ、ここ名古屋港水族館周辺では6種類のカモ類が観察されています。そんなカモ類のほとんどは冬に姿を見せる「冬鳥」。繁殖期の夏になると、より冷涼な高緯度地域へと渡ります。

しかし、日本に訪れるカモ類の中で、このカルガモが唯一、年中観察できる「留鳥」なんです。
つまりヒナを見かける機会があるのも、このカルガモだけなんですよ。

こうやって見てみると親鳥とヒナでは羽毛の模様や毛並みが全く違うことが、よくわかりますね!
カルガモの繁殖は、初夏から真夏にかけて行われます。

もしカルガモの親子を目にした際は、親子の違いに注目して観察してみると面白いかもしれませんね☺

飼育展示第二課 大杉 奏人