南館
くらげなごりうむ【ミズクラゲ】
学名 | Aurelia sp. |
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英名 | Moon jellyfish |
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またの名を「よつめくらげ」
日本沿岸で普通に見られるクラゲで、傘の直径は十数cm程度ですが、30cmを超えるものもいます。体は乳白色か無色で、傘の中央に輪のような形の生殖腺が4個あることから「よつめくらげ」とも呼ばれます。触手に刺胞(毒針のある器官)はありますが、毒は強くありません。
時折大発生し漁業や取水施設などに被害を与えることがあります。魚の減少など生態系のバランスが崩れることが大発生の一因と考えられています。
卵からふ化したプラヌラ幼生は水中を漂った後、海底などに付着し、ポリプになります。ポリプは同じ刺胞動物のイソギンチャクなどとよく似ています。成長したポリプは水温の低下などの刺激によりストロビラに変態し、エフィラと呼ばれるたくさんのクラゲの子どもに分離します。
※ご来館時に展示していない場合もあります