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スタッフコラム COLUMN

2022.03.17 その他

板を使った生物採集⑥ ~番外編 外来生物~

板を使った生き物採集では色々な生き物が板につきます。

その中にこんなものを見つけました大きさは2〜3mm程でした。

さて、一体これは何でしょうか?

二つの卵塊(ゼリーのようなもの)の中に、つぶつぶとしたものがあります。

実はこの一粒一粒が卵なのです。

この卵の近くをよーく探すと。

いました!これが卵の親です!

写真提供:中野 秀彦 氏

こちらは通称ペルカ(※)と呼ばれる、1cmにも満たない小型のウミウシの仲間です。

このウミウシは、主にイソギンチャクを食べています。

ちなみにペルカは「外来生物」の一種です。

ペルカをはじめ板を使った生き物採集で紹介した生き物の多くは、もともと日本にいない種類なので「外来生物」と呼ばれます。

さて、このような海の「外来生物」はどうやって別の場所にやってくるのでしょうか?詳しくはこちらを(動画)ご覧ください。

(※)ペルカは最近、コウワンミノウミウシという和名がつきました。