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スタッフコラム COLUMN

2023.07.13 ペンギン

ペンギン達の名札

毎日4種類合わせて160羽弱のペンギンを見ている飼育係ですがペンギンの顔を見て1羽1羽個体識別するのはとても難しいです。エンペラーペンギンを例に見てみると

左:EP-006、右:EP-005ですがほぼ同じ顔(^▽^;)そして後ろに写ってるジェンツーペンギンも皆同じ顔をしています。個体にもよりますが、顔周りや体に特徴があるペンギンはすぐ分かりますが、それ以外は顔を見ただけではなかなか難しい・・・。個体識別ができないと健康管理もままならない・・・。ではどのように個体識別しているかというと

「フリッパーバンド」を見て個体識別しています。ペンギン達の翼(フリッパー)についていてペンギン達の名札のようなものです。名古屋港水族館は名前ではなく番号で管理しています。この「フリッパーバンド」はペンギンの種類やオスとメス関係なく両方のフリッパーにつけるので右用と左用があります(^▽^)/ですが中には下の写真のペンギンのように左右どっちかだけついているペンギンもいます。

オスメス見分ける為ではなく、ペンギン同士の喧嘩やバンドの劣化で切れた、換羽時は体全体が少し大きくなるのでバンドがきつそうで切った、飼育係がフリッパーバンドをつける際に左右間違えてつけて片方だけになった( ̄― ̄)・・・などの理由があります。

そしてペンギン水槽を奥まで進んでもらうとフリッパーバンドの読み方のパネルがあります!「白バンドの読み方が難しすぎる!!」とよく言われます( ̄▽ ̄)ので良ければ皆様も個体識別をしてみてはいかがですか?(o^―^o)