板を使った生物採集⑥ ~番外編 外来生物~
板を使った生き物採集では色々な生き物が板につきます。
その中にこんなものを見つけました大きさは2〜3mm程でした。
さて、一体これは何でしょうか?
二つの卵塊(ゼリーのようなもの)の中に、つぶつぶとしたものがあります。
実はこの一粒一粒が卵なのです。
この卵の近くをよーく探すと。
いました!これが卵の親です!
写真提供:中野 秀彦 氏
こちらは通称ペルカ(※)と呼ばれる、1cmにも満たない小型のウミウシの仲間です。
このウミウシは、主にイソギンチャクを食べています。
ちなみにペルカは「外来生物」の一種です。
ペルカをはじめ板を使った生き物採集で紹介した生き物の多くは、もともと日本にいない種類なので「外来生物」と呼ばれます。
さて、このような海の「外来生物」はどうやって別の場所にやってくるのでしょうか?詳しくはこちらを(動画)ご覧ください。
(※)ペルカは最近、コウワンミノウミウシという和名がつきました。