2022.03.19 無脊椎動物
ウリクラゲの繁殖
先日の「名古屋港のジェリーフィッシュレイク」のスタッフブログのように、春の名古屋港にはたくさんのクラゲがやってきました。
それにより、くらげなごりうむには名古屋港で採集した、たくさんのクラゲを展示することが出来ております(^^)
そのような中、名古屋港で採れたウリクラゲを収容した水槽から卵を採取することができました!
↑ウリクラゲの卵(顕微鏡下)※直径1mmほど。それぞれ卵割の進み具合が見える。ムフフ・・・←(卵割にときめくクラゲ飼育員の声)
折角生まれた卵、何とか育てることはできないのか・・・!?と、水流や水質などの飼育環境の試行錯誤をしつつ、孵化した個体にウリクラゲの餌となるカブトクラゲを細かく砕いて与えました。
↑孵化後3週間時点の状態(顕微鏡下)※大きさ3mmほど。
こんなに小さくてもウリクラゲ特有の細かい櫛板を懸命に動かして泳いでいます。ムフフ・・・←(ウリクラゲにぞっこんなクラゲ飼育員の声)
その後給餌と水替えを繰り返し、卵から生まれた頃は1mm足らずだった稚クラゲが、孵化から一か月以上経った頃、ようやく1cmを超えるほどに成長しました!
↑孵化1か月と2週間。大きさ1cmを超えた個体。
これからどこまで成長させることが出来るのか!?ドキドキです(^^;)
肉眼で見てもはっきり分かる程度になってきたウリクラゲの稚クラゲは、くらげなごりうむ内のラボのコーナーで展示を開始しております。是非!見にいらしてください(*´▽`*)