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スタッフコラム COLUMN

2023.04.02 その他

名古屋港と一緒に30年!②

これは顕微鏡で見た、ある生き物の写真です。

さてこの生き物の名は!?

写真はフジツボの子供で「キプリス幼生」と呼ばれています。

マイクロアクアリウムに展示している板には多くの生き物がくっつきます。
そして、板にはフジツボもたくさんつきます。

マイクロアクアリウムでは成体(大人)のフジツボを見る事ができます。

フジツボは貝に形がそっくりですが、実はエビやカニの仲間です。
エビやカニと同じように脱皮をして成長します。
大人の時は岸壁などにしっかりとついているフジツボも子供の時は、親と違う姿(ノープリウス幼生)で海を漂うプランクトン生活をしていて、その後何度か脱皮をして姿をかえ、キプリス幼生と呼ばれる姿になります。
キプリス幼生は岩や岸壁でくっつく場所を探し、つく場所を決めると脱皮をして小さなフジツボになります。

ノープリウス幼生もキプリス幼生もかなり小さく、特にキプリス幼生は見つけるのが難しいため、どうやって観察するかを試行錯誤しました。
そして、ようやく写真のキプリス幼生を見つける事ができました!
大きさは体長0.3mm程でした。

このキプリス幼生がフジツボになるまでをご覧ください。