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スタッフコラム COLUMN

2024.07.17 魚類

カクレクマノミが誕生しました!

6月のある日、シャコガイやイソギンチャクを展示している水槽の中に何やらオレンジ色をしたつぶつぶを発見しました。

実はこの水槽にはカクレクマノミのペアも展示されており、恐らくメスが産み付けた卵であることが予想されました。

 

(左)卵は時間の経過とともに、オレンジ色→黒色→銀色に変わっていきます。

(右)拡大すると、卵の中で育っている赤ちゃんクマノミの姿を見ることができます。

 

クマノミの種類や水温によって卵がふ化する日数はだいたい決まっており、今回は産卵から10日目で赤ちゃんクマノミがふ化しました。

 

生まれたばかりの赤ちゃんクマノミです。ですが、大人のクマノミとは姿形が大きく異なります。

 

ふ化後20日が経過し、全長で1.5㎝まで成長しました。体の色も鮮やかで、クマノミらしい模様も現れてきました。これくらいまで成長すると、イソギンチャクと共生するようになります。

 

小さなカクレクマノミは、現在南館1階「赤道の海」のチンアナゴ水槽の隣で展示中です。皆さんかわいらしい姿を見に来てください。

 

飼育展示第一課 坂岡 賢