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スタッフコラム COLUMN

2024.08.07 ベルーガ

朝の秘密!

名古屋港水族館へ来たことがある皆さん!
もしくは、来たことがない皆さんも!

「開館前って、トレーナーは何をしているんだろう?」

と、一度は疑問に思ったことがあるのではないでしょうか!?
そんなあなたに!!
今日は、ベルーガトレーナーの朝をお教えします!

実は、朝はやることが盛りだくさん。
なので掃除をする人、水質を検査する人、餌をつくる人、主に3つに役割分担します。

まずは、掃除をする人。

「おはよーう」
プールサイドに行くと、ひょっこり顔を出しています。
まずは、あいさつです。

そして朝、一番に消毒液の入った容器の水を交換します。

私達は、長靴を履いて館内をあちこち移動するので、プールサイドに雑菌などを持ち込まないよう、必ずこの消毒液を踏んでからプールサイドに入ります。

次にプールサイドの掃除をします。
ベルーガ達が泳いで跳ねてしまった海水や、呼気からでる痰などをきれいに流していきます。

そして、今の暑い時期はプールサイドに苔が発生しやすいんです、、、、。
苔などもきれいに磨いて落としていきます!

さて次は、水質検査をする人。

これは、水質検査で使う道具です。
これらを使って、水質を検査していきます。

プールサイドには室温計もあるので、毎日朝と夕方の2回、水温とともに計測していきます。

実は室温計のあるここは、真ん中の擬岩の裏側なんですよ!

毎日二回計測することで、水質の少しの変化にもすぐに気づくことができ、ベルーガたちの水槽はきれいに保たれています。

さあ、最後は調餌をする人です!
まず、調餌とは餌である魚を切って、餌の準備をすることを言います。

ここは私たちがいつも使っている調餌室です。
少しでも鮮度の良い作りたての餌を与えたいので、毎日、朝とお昼の2回に分けて調餌を行っています!

まずは、冷蔵庫から魚を出して、3回流水洗浄しながら解凍していきます。

解凍できた魚は傷や痛みがないか、確認しながら素早く切っていきます。
そして、それぞれの個体のバケツに入れていきます。

最後に鮮度を保つために餌の上に氷をはります。
今は夏場などで、特に多めに氷をはって、終わり!
、、、、、、、、、、ではないんです!!

当館では水分を補うために、ゼラチンと水で作成したゼリーも与えています。
このゼリーも切って、それぞれの個体のバケツに入れて終わりです!
調餌を終えたら、プールサイドへバケツを移動し朝のトレーニングへ!

いかがでしたか?
実は、朝が一番忙しいと言っても過言ではない、、、です。笑

こうして開館時間を迎え、私たちは毎日、ベルーガ達と一緒にお客様をお待ちしております!

 

飼育展示第3課 白濵蘭華