2024.10.11 カメ
子ガメの特徴
こんにちは。
南館3階ウミガメ回遊水槽の砂浜前にある水槽で「アオウミガメの子ガメ」を5頭展示しました。この子ガメは、名古屋港水族館で9/24~26にかけて生れた子ガメです。
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今回は、子ガメの特徴を3つ紹介します。
①「卵角」(らんかく)がある。
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「卵角」は、上あごの先端にあり、卵の殻を割る役割があります。
成長すると、だんだんと突起が無くなります。
②お腹側に「卵黄」がある。
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孵化したての子ガメは、お腹に豆粒のような「卵黄」と不要になった胚膜を付けています。
数日後、胚膜がとれ卵黄を吸収して、無くなります。
③産まれたての子ガメには「折り曲がっていた痕」がある。
アオウミガメの卵の大きさは、卓球のボールよりやや大きいサイズです。
手のひらに乗せるとこんな感じです。
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この卵の中に体を折り曲げるようにしていたため、お腹には折り目の筋が残っています。
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この筋も成長すると消えてなくなります。
いかがでしたか?
今回は子ガメの特徴3つ紹介しました。
展示している「アオウミガメの子ガメ」は、まだ①「卵角」を見ることが出来ると思います。
ぜひ、この機会に子ガメの特徴にも注目して見てみて下さいね。
飼育展示第一課 松本智美