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スタッフコラム COLUMN

2024.11.30 魚類

水槽で発見したものは・・・!?

先日、休館日にオーストラリアハイギョの水槽に潜りました。

オーストラリアハイギョの水槽

初潜水なので、かなり緊張しました。
水温は20度くらい・・・やや冷たいので、フードをかぶりいざ潜水!!

潜水しながらのガラス掃除

ガラスの汚れをきれいにして、床をブラシで磨きました。

水槽床を掃除する様子

磨いていると、何やら白いものを発見しました!!

発見した白いもの(手のひらの半分くらいの大きさ)

なんと・・・オーストラリアハイギョの「ウロコ」です!!
大きさにビックリしてしまいました。
私たちが見ていた部分はごく一部だったんですね。

潜水の後、オーストラリアハイギョを観察してみると、ウロコが取れた部分を発見しました。

ウロコが取れたオーストラリアハイギョ

今回、はがれた鱗はちょうど側線(そくせん)の位置でした。
(※側線とは:魚が水中で水圧や水流の変化を感じとる感覚器官のことです。)

オーストラリアハイギョの体の側面

拡大してみると、

オーストラリアハイギョの体の側面を拡大したもの。小さな穴が並んでいることがわかります

小さなあながありますね。
側線上にあるウロコのことを側線鱗(そくせんりん)といいます。
側線鱗には孔があいているものが多く、発見したウロコにも孔があいていました。

発見したウロコのあな

オーストラリアハイギョのウロコを間近で観察でき、勉強になりました。
みなさんも、オーストラリアハイギョを見た際は、ウロコにも注目して側線を探してみてくださいね。

飼育展示第一課 松本 智美