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スタッフコラム COLUMN

2025.01.07 イルカ

ドキドキMC

皆さん、最近とても寒くなってきましたね。
まだ、水を触っていても大丈夫ですが、風が強い日だとちょっと寒さに弱い私にとってはこれから少し辛い季節になります、、、
イルカたちも私たちもそんな中、毎日イルカパフォーマンスを行っています。

そのパフォーマンスでは、イルカたちのことをもっと知ってもらうためにテーマを決めてお話をするところがあります。
そのテーマごとに台本はあるのですが、皆さんにその台本に沿ってお話ししたくとも、イルカたちと協力してパフォーマンスをするのは大変です。
実際にパフォーマンスが始まると急なハプニングはつきもの。
あんなことやこんなことがありなかなか台本通りというわけにもいきません。 私もドキドキハラハラな場面は数えきれないくらい経験してきています💦
そして学びました、、、台本を覚える以上にMCに大切なのはアドリブ力です!!!!!!!
今回はそんなパフォーマンスで起こるハプニングとその対処法について皆さんにご紹介しましょう !

①種目のサインに反応しない!
要因はさまざまですがトレーニングやパフォーマンスにおいてイルカがサインに実は反応していないことも、、、
パフォーマンスの中でジャンプ種目の紹介するのですが、その紹介ができない💦
でも、進行を止めるわけにはいかないため、即興で話の流れがスムーズになるように自分で台本をまとめないといけないのです。正直、すごく大変です。

②イルカの体重測定ができない!
健康管理がテーマでお話しする際、実際にイルカの体重測定を行うのですが、イルカが体重計でじっとできなかったり、体重計にそもそも上がってこなかったりすることがあります。
その場合は、そのイルカのペースに合わせてしっかりと体重計に上がれるまで、不自然な間ができないように話し続けなければいけません。
イルカとトレーナーの間合い、イルカの状態がどうなのかを瞬時に判断して話をまとめるため、常に状況を整理しながら話す必要があり、経験がまだ浅い私にとっては相当難しいです。

③別のイルカが遊びに来た(‘Д’)
トレーニングでお話しする際、ステージにイルカを一頭だけ呼んで解説を行うのですが、その際に、呼ばれていないイルカが遊びに来てしまうことがあります。
すんなり元の場所に戻ってくれることもあればなかなか戻ってくれないことも、、、💦
その際は、遊びに来ているイルカと目の前にいるイルカのどちらにも気を使いながら、一緒に解説しているトレーナーと協力して話のテーマがずれていかないように時間内に話を完結できるように話をまとめていきます。

いかがでしたか?
ステージの上でたくさんのお客様に楽しんでいただけるよう日々頑張っていますが、 このように一筋縄ではいかず、アドリブ力が試されるドキドキの瞬間でもあります。
名古屋港水族館に遊びに来た際には、ぜひイルカパフォーマンスのMCにもぜひ耳を傾けてくださるとうれしいです😊

飼育展示第二課    北原 智穂