©2024 All Rights Reserved. Nagoya Port Foundation
スタッフコラム
スタッフコラム

スタッフコラム COLUMN

2025.03.28 魚類

グルクマを展示しました

南館サンゴ礁大水槽に「グルクマ」が新たに仲間入りしました。
その数約500匹です。
グルクマはサバ科の魚で見た目こそサバにそっくりな魚ですが、なんといっても特徴的なのは大きく開く口です。
グルクマは海中を漂うプランクトンを主食とするため大きな口を開けたまま泳ぎます。
自身の頭がすっぽり入るほど大きな口を開けて群れで泳ぐ姿は圧巻です。

大きく口を広げて泳ぐグルクマの群れ

そんなグルクマは沖縄県より運ばれてきました。
沖縄で活魚トラックに積み込まれ、フェリーに乗り、3日かけて名古屋港に到着です。
活魚トラックより搬入タンクへ移し、クレーンでタンクごと水槽へ搬入しました。
搬入途中で雷が鳴り、大雨が降るなどアクシデントに見舞われましたが何とか無事に収容することができました。

搬入の様子

水槽では水面付近を群れで泳ぐことが多く、水中トンネルから見上げると大きなシルエットになってとても迫力があります。
エサの時間に水面から顔を出して泳ぐ様子が迫力もありつつ愛嬌もあり個人的にはおすすめです。
エサは1日3回程度不定期で与えていますがエサの時間以外でも顔を出して泳いでいることもありますので是非観察してみてください。

エサの時間に水面から顔を出して泳ぐグルクマの群れ

飼育展示1課 星野 昂大