2026.03.18 ベルーガ
ベルーガの魅力ポイント「メロン」
皆さん、ベルーガ達の正面顔を見たことがありますか?
こちらはベルーガ「ミライ」の正面からの写真です。
おでこのあたりの膨らんでいる部分、気になる方多いのでしょうか。
この部分、「メロン」といいます。
メロン?あの果物のメロン…?と思われた方、いらっしゃるかと思います。
そうです、そのメロンから名付けられています。
「果物のメロン」に形が似ていることからメロンと名付けられたそうです。
(なんて単純な…と思った方。私も初めて知った時に思いました。笑)
メロンには音を響かせる脂肪がぎっしりと詰まっています。
この脂肪は音を通しやすい性質を持っており、ベルーガがエコーロケーションで周囲の環境や物体を探るときに重要な働きをしています。
そしてベルーガ達のメロンは、大人になるにつれより発達していくんです。一般的にメスよりオスの方が大きくなる傾向があります。
ここでみなさん、名古屋港水族館のベルーガ4頭のメロンを見比べてみてください。

(左上)グレイ:メス 推定年齢26歳 (右上)ニコ:オス 推定年齢18歳
(左下)ナナ:メス 18歳 当館生まれ (右下)ミライ:オス 13歳 当館生まれ
いかがでしょうか。
メロンの大きさに差があることにお気づきでしょうか。
メス2頭・13歳のミライに比べ、推定年齢18歳のオスのニコのメロン、と~っても大きいと思いませんか?
なかなか分かり辛いという方のために、横から撮った写真もご覧いただきましょう。
年齢の近いナナとニコ。メスとオスで大きく差があるのが分かりやすいですよね。(先ほどの写真でやや写真写りが悪くなってしまったナナ。こちらの写真はばっちりです✨)
ある研究では、ベルーガの社会行動の中で、このメロンの形を変える様子が観察されています。メロンの形の変化は視覚的な合図(ディスプレイ)の一つとして使われている可能性があるとも考えられています。
また、繁殖に関わる行動の中でもメロンの形の変化が見られることがあり、メスがオスを選ぶ際のアピールに関係している可能性もあるようです。
また、ベルーガ達はこのメロンを動かすこともできちゃうんです。
こうした動きが、仲間同士のコミュニケーションにどのような意味を持つのかは、まだ研究が続いている段階です。
いかがでしょうか。ベルーガ達のメロン、柔らかいだけでなくいろんな役割があるんです。
みなさんもベルーガを観察する際には、メロンの動き・大きさによ~く注目してみてください!
飼育展示第三課 杉浦