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スタッフコラム COLUMN

2020.06.30 魚類

オーストラリアハイギョ産卵に願いを込めて!

南館3階オーストラリアの水辺エリアで展示中の古代魚「オーストラリアハイギョ」に今回スポットを当ててご紹介したいと思います。

普段はじっとしていることが多いのと、レイアウトの疑岩と同化していて見逃してしまう方も!?たまに聞こえてくるのが

「ママ~ピラルクいたよ~」

確かに似てるかも!

古代魚つながりで、ぜひ次はオーストラリアハイギョも!(笑)
オーストラリアハイギョ

少し難しい話になりますが、ハイギョの仲間は現在、オーストラリア、南アメリカ、アフリカの3大陸に6種類しか生息していないとても貴重な古代魚です。

成長するとエラだけではなく名前の通り肺を使って呼吸ができます!

胸鰭と腹鰭が発達し、現在の四肢動物の起源とされているこの形状が残っている魚類はハイギョとシーラカンスしかいないそうです!

すごく神秘的ですよね。

飼育下での繁殖が大変少ないオーストラリアハイギョですが、水草に卵を産むことがわかっています。

展示環境でも繁殖を期待して、まずアクリル毛糸で水草の模型を作成しました!

丸く加工したホースに固定した物がこちら。

それをたくさん作成して、流れていかないように紐で固定して水槽に浮かべます。

水槽の上からの様子がこちら!

展示側からの様子がこちら!

もともと暗いので、だいぶ見えづらいですが・・。(;´∀`)

オーストラリアハイギョたちにこの水草模型に慣れてもらって産卵を見守りたいです!さらに赤ちゃんも期待したいですね♪