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スタッフコラム COLUMN

2020.08.11 ペンギン

検卵

エンペラーペンギンの今年の繁殖結果は前回のブログでお伝えした通りです。

残念ながら無精卵ということで開卵したのですが「どうやって無精卵というのが分かったの?」と疑問に思うかもしれませんが、ちゃんと調べる方法があるんです!

この卵は5番と6番の卵になります。
卵の下にライトがあり、部屋を真っ暗にすると卵の中身が見えます。
部屋を真っ暗にすると・・・

無精卵の場合、上の写真のように見えます。皆さん、赤丸で囲ってあるとこが卵ですよ!
上の黒い部分が「黄身」で下の部分が「白身」になります。
このように卵に光をあてて有精卵か無精卵かを調べることを「検卵」と言います。
ちなみに、有精卵の場合は上の写真より黒く見える部分が広く、白く見える部分が狭く見えます。

もう1組のペアの8番と1番は

5番と6番の卵より「白身」の部分がはっきりと見えています。
卵を産む個体によってこんなにも見え方が違うものなのか~と関心してしまいました(笑)

エンペラーペンギンの卵は過去に、検卵を行ってもはっきりと見えることが無く今回初めて見え、カメラで撮ってみたら映った貴重な写真です。
エンペラーペンギン以外の種類のペンギンでは検卵で上記の写真のように見えたら間違いなくすぐに無精卵だと判断するのですが、エンペラーペンギンの検卵で中身の確認をできたのが今年初めての事で、無精卵だと皆さんにお伝えするのが遅くなってしまいました。

皆さんの中には長い間、エンペラーペンギンのヒナが見られないかと待ち望んでいる方や応援してくださっている方がいると思います。それは私たち飼育員も同じで、毎年いろいろ試行錯誤しながらエンペラーペンギンの繁殖に臨んでいます。いつか、「名古屋港水族館でエンペラーペンギンのヒナが産まれました!!(*^▽^*)」という嬉しい報告ができるまで待って頂けたらと思います。

「肩を抱いている?ようにみえる(左)5番と(右)6番」
来年もこんなに仲の良いペアが見られますように・・・(―人―)