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スタッフコラム COLUMN

2020.11.07 カメ

ウミガメの甲らにマーク!?

こんにちは!
いつの間にか寒さを感じる季節になりましたね~今年は冬らしく寒くなるみたいですよ!さてさて、今回は飼育員の作業の1つをご紹介したいと思います!

南館2階・3階で展示している「アカウミガメ・アオウミガメ・タイマイ」の個体識別の為の印をペンキでペイントしました。
この日は休館日。観覧側で大胆に作業中です!普段は見られない光景です(笑)

普段、私たち飼育員はペイントが無くてもウミガメの甲らの模様や顔をパッと見ただけで見分けることが出来ます!!
「じゃあなんでわざわざマークをつけるの?」って思いますよね!-

理由は、回遊水槽上部の高感度カメラで真っ暗闇の夜間でもウミガメの行動を観察出来るようにする為です!

水槽上部のカメラがこちら↓

こちらは昼間の陸上のタイマイ↓

こちらは夜間のカメラ映像のタイマイ↓

もちろん、個体ごとにペイントを塗る箇所を変えています。毎年、冬季はウミガメの繁殖シーズンなので特にこの夜間の個体識別が大切になります。

作業の手順は・・・
① 水槽からウミガメを取りあげる↓

② 甲らを水ぶきし風を当てて乾燥させる↓

③ ペンキでペイントする↓

④ 完全に乾燥させて水槽に戻す
という作業の流れです!

同時に年に1回の甲らの大きさを計測する作業も行いました↓

来館されたお客様の中には、ウミガメの背中に不自然な模様が付いていてビックリされる方もいらっしゃるかと思いますが、謎が多いウミガメの生態を少しでも知る為にご理解頂けると幸いです。