2026.04.03 魚類
ミッション!南極の魚を運べ!!~オーストラリア受け渡し編~
このたび第66次南極地域観測隊越冬隊および第67次南極地域観測隊夏隊にご協力を頂き、南極で採捕された魚類を今年の2月末に名古屋港水族館まで運ぶという貴重な経験をしましたので、みなさんに前編・後編と2本立てでご紹介したいと思います。
まずは前編の~オーストラリア受け渡し編~です。
①砕氷艦「しらせ」が観測隊員の入れ替えや物資の補給等でオーストラリアのフリーマントル港に寄港します。その時に採捕してくれた魚類も一緒に「しらせ」の中で畜養しながらオーストラリアまで運んでくれます(今回はなんと「しらせ」を運用している海上自衛隊の方が我々のミッションのために釣りあげてくださったそうです!)。

➁そこで私たち水族館スタッフは合流し、生物を受け取ってパッキングしていきます。南極の魚なので保冷剤やクーラーバッグなどを駆使して水温が上がりすぎないように気を付けます。


③オーストラリアから生物を日本へ運ぶため検疫を受けます。検疫を終えるとチェック済みのシールがバッグに貼られ、その後は日本国内で受け取るまで中の様子を見ることができません・・・

④最寄りのパース空港までは陸路で運びます。車は冷蔵車を手配してこちらでも水温が上がらないよう気を付けます。空港に到着後、飛行機に載せるまでの間は冷蔵庫で保管してもらいます。


⑤その後、南極の魚たちが載った飛行機が無事に日本へ飛び立つのを見届けたところで私たちオーストラリア組の任務は一旦終了となります。
果たしてオーストラリアから飛び立った魚たちは無事に水族館へたどり着いたのか!?
それは後編のミッション!南極の魚を運べ!!~空路を越えて名古屋へ!国内輸送編~でご紹介できればと思います。
乞うご期待!笑
※本輸送は第66次南極地域観測隊の一般研究観測「海氷下における魚類の行動・生態の解明」の研究課題の中の一つとして行っています。
飼育展示第一課 南極・ペンギン担当