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スタッフコラム COLUMN

2026.08.03 無脊椎動物

夏の季節展示としてカラッパを展示中です!

こんにちは!
暑さも厳しくなりいよいよ夏本番!

このタイミングに合わせて、夏の季節展示としてカニの仲間である「カラッパ」を南館エントランスホールにて展示しています!7/18から8/31までの期間限定です。

なぜ夏にカラッパを展示するの??
と思ったそこのあなた!
カラッパという特徴的な名前は、インドネシア語で「ヤシの実」を意味する「Kelapa」(クラパ)に由来するとされています。
展示中のカラッパも、丸っこい体型が確かにヤシの実そっくりです。
ヤシの実に似ているカラッパの独特な風貌はどことなく南国の雰囲気を醸し出しており、今年の夏の季節展示をカラッパにすることにしました。
本物のヤシの実も砂に埋めてレイアウトしていますので、この機会にカラッパとヤシの実を見比べてみてくださいね!


↑砂に埋もれるトラフカラッパ

なぜ夏の季節展示がカラッパなのかはわかっていただけたと思います。
ここからは「個人的カラッパ推しポイント」を熱く語らせていただきます!

まず、なんといってもその見た目!

前述の通り、丸っこいコロコロとした体形はとても可愛らしく、大きなハサミで恥ずかしがっている様に顔を隠す様子は愛嬌たっぷりです。
砂に潜ることを好むカニですので潜っていることも多いのですが、歩いている姿もとってもキュート!意外と歩くスピードは早く、リズミカルです。
砂に潜っている時でも、よくよく観察すると、目をピコピコと動かしていたり、口元がもぞもぞ動いていたりします。
潜っているカラッパも、歩いているカラッパも、どちらも愛でていただけると嬉しい限りです。

次に独特なハサミの形状!

カラッパは巻貝、二枚貝、ヤドカリなどの殻をバリバリと砕いて捕食します。一体どのようにして硬い殻を割っているのか?
その秘密は右のハサミにあります。写真の通り、右のハサミには独特な突起があり、この突起を”缶切り”のように使って貝を砕くことができるのです。
季節展示水槽横ではトラフカラッパが“缶切り”を使ってアサリを割る動画を流していますので、是非ご覧ください!


↑左右でハサミの形状が異なることがわかりますか?


↑右のハサミにのみある“缶切り”

ここまでは一般的によく知られているカラッパの魅力・生態ですが…
個人的に一番のカラッパの推しポイントは、、、

「食べ方が汚いところ」です!

カラッパは口から自分の斜め前方に向かって、鰓を通した水を勢いよく噴射することができます。そのため、食事の最中に食べかすが勢いよく噴射されることもしばしば、、、。でも、すごい勢いで餌を食べ散らかす様子が無邪気な食いしん坊に見え、愛おしくてたまりません。
餌としてアサリを与える場面に出くわしたラッキーな方は、アサリの割り方と食べ散らかし具合を是非ご覧ください。

最後に生き物の話ではありませんが…

展示しているイラストのほとんどが、飼育員が描き上げた手書きイラストです。カラッパがヤシの実を食べることはありませんが、ヤシの実を割っているメガネカラッパのイラストが個人的にはとてもお気に入りです。

ご来館の際には、是非、カラッパを観察して、少々の南国気分と共にカラッパの魅力を存分にお楽しみください!

飼育展示第1課 渡邊 陸