雌のバンドウイルカ「ハッピー」が本日で5歳を迎えました。おめでとう！！

ハッピーは脊椎湾曲症の影響か身体が小さくいまだに可愛らしい印象ですが、もう5歳かと思うと感慨深いものがあります。
イルカたちやトレーナーたちに可愛がられて健やかに育っています。

身体が湾曲していることで、他のイルカたちとは少し違ったトレーニングで飼育管理をしています。
今日はそのいくつかをご紹介します！

➀体温測定
通常は直腸で（肛門からセンサーを入れて）行う体温測定ですが、口内（喉）で行っています。
喉元に体温計のセンサーを差し込み測定します

②スタンディング
体を水上に上げて待つイルカのトレーニング中の基本姿勢ですが、ハッピーは尾びれで上手にバランスがとりにくいようで、プールの水流に流されがちです。
そのため、身体を流す種目や、少しスタンディングを維持したい場合は、水流をうまく利用して行えるようにトレーナー側で調整します。

③速泳
プールを速く泳いで一周する種目ですが、1頭ではなくウィニー(お母さん)たちと一緒に合図を出して、他のイルカの泳ぐ水流に乗せてあげます。そうすることで、ハッピーも上手にターンが出来たり速度を上げたりすることが出来ます。

ちょっとした工夫で、他のイルカたちと同じように過ごすことが出来ています。
ハッピーに合わせて私たちが色々な工夫や勉強をして、これからも一緒に過ごしていきたいと思います。