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スタッフコラム COLUMN

2022.10.13 シャチ

ぼく?オレ?は14才

今日はシャチ「アース」の誕生日
アースは今日で14才になりました!

Happy Birthday
☆アース☆

わたしは今年の4月からアースの担当をしていますが
それまでは主にリンを担当していたので
アースのトレーニングをするようになったはじめのうちは
いろいろと戸惑ったこともありました。

例えば
体温測定のとき。
(シャチたちは1日に2回、健康管理のために体温を測っています。)
体温測定はわたしたちトレーナーがシャチたちに
仰向けの姿勢になってもらう合図を出して
シャチのお腹側(の後ろの方)にあるお尻の穴にセンサーを入れて測るのですが
リンに対して体温測定を行うときの感覚でアースに合図を出すと
ぐるぅうんと反転して(この反転の動作もリンより重厚)
お尻をわたしのもとに近づけようと、目の前をす~っと進んでいくのですが
進んでも進んでもなかなかお尻が目の前にやってこず
あぁ、思ってたより「アース、長っ」となります。

他にも
シャチの顔を撫でてほめるとき。
リンに対して「おいで~」とする感覚で両手を広げると
どぅぅうんと(ただ少し水面から伸びあがるだけのこの動きすらリンより重厚)
受け止めきれないサイズの顔を差し出してくるので
あぁ、思ってたより「アース、でかっ」となります。
(ステラとリンがシュッとした円錐形の顔の形をしているのに対し、
アースはポテッと“下ぶくれ”気味のまるっこい顔の形をしています。)

話は戻りまして
14才というと人間では思春期を迎えていたりする年頃ですが
現在のアースもそんな時期にあたります。

これはトレーナーあるあるなのかな?と思うのですが
わたしは動物たちの気持ち、心の声のようなものを
頭の中で想像して代弁?再生?し(ときに口に出し)ながらトレーニングをしています。

わたしの中でのアースの心の声の一人称は【ぼく】なのですが
(例えば「ぼく上手だった?!」とか「ぼくちょっと隣のプール見てくる!」とか)
14才、、、アースはもう、、、【オレ】、、、なのかな、、、と(寂しい)

アースに立派な大人のシャチになってほしい!
その成長が嬉しい!と思いながらも
同時に子どもらしさが減っていくのがちょっと切ない、気もしてしまう
親心のような気持ちで誕生日をお祝いしています。

あらためて
おめでとうアース♡

お気に入りのアースを詰め込んで作りましたっ
印刷して飾ったり、スマホの背景などにしてもらえたら嬉しいです!