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スタッフコラム COLUMN

2023.07.12 カメ

今年初のアカウミガメの赤ちゃんが誕生しました!

スタッフブログの方ではご報告が遅れていましたが名古屋港水族館では2年ぶりにアカウミガメの赤ちゃんが誕生しました!

今回のスタッフブログでは生まれて間もないウミガメの赤ちゃんを手にした際の感想をご紹介します!また、おまけとしてついつい応援してしまうアカウミガメの赤ちゃんたちが餌を食べている様子を動画にしたのでぜひご覧ください!

さて今回のアカウミガメの赤ちゃんたちは今年の4月に産卵された卵から生まれた赤ちゃんたちで卵からふ化するまでに2カ月ほどかかります。
その間、飼育スタッフ一同首を長~くして楽しみに待っていました!

そんな念願のアカウミガメの赤ちゃんがこちら!

平均の甲羅の大きさは約4㎝、体重は約20gで手のひらと比べるとこんな感じです。

甲羅の大きさや体重を測定するために実際にアカウミガメの赤ちゃんに触れてまず驚いたのは、甲羅の淵や腹甲が少しやわらかいんです!やわらかいといっても例えるなら硬めのゴム?といった感じですが、やはり甲羅というと硬いイメージがあったので少し頼りなさも感じるあの柔らかさはすごく印象に残っていますし、生まれて間もないということを改めて実感しました。

そして大人のアカウミガメと比べると体の色がほぼ真っ黒なんです!

写真左のアカウミガメはこの子達のお母さんウミガメなのですが、比べてみてもやはり黒いです。というのも子ガメのころは体も軽いため海面に浮いている流れ藻に寄り添うようにして休んでいることが多いのですが、空と海両方の敵から狙われてしまうことから、流れ藻などと一緒に流れてカモフラージュするのに役立ったりします。また、日光を効率よく集めて体温を調節したり、体温を上げることで体の代謝をよくして免疫力を高める働きもあるため過酷な自然界を生き抜くためにも効果的な色なんです。

そんなアカウミガメの赤ちゃんたちですが、1間程でお腹にあった栄養の詰まった卵黄も体内に吸収され、現在は餌も食べ始めてすくすくと成長しています!

おまけで餌を食べているシーンも動画にしてみました!
頑張って餌を食べに行く姿は可愛らしく必見です!

現在、アカウミガメの赤ちゃんは南館3階のウミガメ回遊水槽横の子ガメ水槽でご覧いただけます。生まれたばかりの赤ちゃんを見ることができるのは今の時期だけですので、ぜひ、可愛らしいアカウミガメの赤ちゃんを見に来てください!