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スタッフコラム COLUMN

2023.10.27 無脊椎動物

この水槽…あの水槽も…空っぽ?!

10月に入って一気に空気が冷え込んできました。
そんな中、日本の海エリアに新たに「マダコ」と「アオリイカ」がやってきました。
アオリイカ3匹を展示している水槽がこちら!

アオリイカの水槽

・・・あれ?1匹だけ?
気を取り直して、マダコの水槽がこちら!

マダコの水槽

こっちもいない…もしかして水槽に移し忘れたんじゃあ…

いえいえ、ちゃんといるんです。
まずはアオリイカから、もう一度。擬海藻の近くをしばらく見ていると…

アオリイカ3匹を発見

3匹とも出てきました~。警戒しているのか3匹で身を寄せ合っています。

イカの仲間は体の表面に色素胞と呼ばれる細胞を持ち、それを瞬間的に収縮させることで体の色を変化させることができます。アオリイカは周囲の環境色に合わせて体色を変化させ、カモフラージュする能力があるのです。
最初の写真も体の色を変化させていたため分かりにくかっただけ。ちゃんと写っていますので探してみてくださいね!

続いてマダコを見てみましょう。
今度はツボの中をじ~っと見てみると…

壺の中にいるマダコ

いました!
ツボの中に張り付くようにぎゅうぎゅうに入り込んでこちらを見ていますね。

タコはイカと同様に体色を変化させてカモフラージュすることもできますが、イカのように素早く泳ぐことはできません。多くのタコは天敵から身を守るために岩陰やサンゴの隙間などの狭い空間に好んで入り込むのです。

隠れるのが得意なマダコとアオリイカは隣り合わせの水槽で展示しています。

右にマダコの水槽、左にアオリイカの水槽があります

今日はどこにいるのかな?ぜひ実際に足を運んで探してみてくださいね!