ペンギンタイムズからのお知らせ　～初期人工育すうとは～｜研究・教育

ペンギンタイムズからのお知らせ　～初期人工育すうとは～

現在、ジェンツーペンギン、アデリーペンギン、ヒゲペンギンの繁殖シーズンを迎えている南館ペンギン水槽ですが、11月8日に今シーズン最初となるジェンツーペンギンのヒナが誕生しました。

名古屋港水族館では生まれたばかりのヒナが親に誤って踏まれてしまい死んでしまうリスクを避けるため、初めの数日間を飼育係が育てて少し大きくなってから親ペンギンに返す「初期人工育すう」を実施しています。

今回ご紹介したジェンツーペンギンのヒナは既に親ペンギンの巣に戻り親からたくさん餌をもらってどんどん成長しています。下の写真は生後15日齢ですが体重は900g程です。生まれたばかりは体重90g程だったので2週間くらいで体重が10倍になりました！

そして今では生まれてから1ヶ月が過ぎ、2500g程にまで成長！

ヒナの成長スピードはとても速く、2ヶ月ほどで大人と同じくらいの大きさになり巣立ちを迎えます。
今ペンギン水槽では12月28日まで「大きくなあれ！ペンギンのヒナの体重測定」を開催しています。
ヒナの姿をじっくり見ることができる数少ない機会です！ご来館お待ちしております！

そしてそして、このジェンツーペンギンに続き、ジェンツーペンギン2羽、アデリーペンギン1羽が無事ふ化しています！他のヒナたちはまた別の機会に紹介できればと思っています。

飼育展示1課　浅井堅登