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スタッフコラム COLUMN

2020.08.08 魚類

あなたはなにモン?!

みなさんは「ちりモン」というものをご存知ですか?これは「ちりめんモンスター」を略した言葉でちりめんじゃこなどの中に紛れ込んでいるカニやタコ、イカ、色々な魚の稚魚などをそう呼びます。水族館で餌として使っている魚の中にもそういった「モンスター」たちが紛れていることも!今回はそちらをご紹介します(/・ω・)/

まずはこちら。

写真上側の魚はトビウオの仲間です。写真下側のケープペンギンの餌であるアジの中に紛れていました。サイズはアジと同じ10cmくらいですが、ヒレを広げてみると、、、

こんなに広がりました!あまり紛れ込んでいることがないのでヒレを広げてまじまじと観察してしまいました。

続いてはこちら。

これはウオノエの仲間です。以前当館のブログでも紹介されていました。魚の口の中に住んでその魚の体液を吸って生きています。ベルーガ、アザラシの冷凍餌のホッケを溶かしていて見つけました。死んではいるのですが最初見たときにひっくり返っている様子が似ていたのでグソクムシかと思いました!ちなみにウオノエとグソクムシはエビやカニと同じ節足動物の中の等脚類に属します。近い仲間なので似ているのですね。

他にもフグの仲間やサバの仲間、カレイの仲間なども紛れ込んでいました。珍しい「モンスター」がいると飼育員たちのテンションも上がります(笑)みなさんもぜひお家で「ちりモン」を探してみてください!夏の自由研究にもいいかもしれませんね♪