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スタッフコラム COLUMN

2020.08.31 無脊椎動物

当館初展示!「ギンカクラゲ」

令和2年8月31日(月)より名古屋港水族館では初となる「ギンカクラゲ」を南館一階の「くらげなごりうむ」に展示しました!

ギンカクラゲとは銀貨のような部分から放射状に多数の青い触手を伸ばし、海面を漂う何とも不思議で美しいクラゲです。

沖合を漂っていることが多く、偶然潮や風に流されたものが海岸に漂着することが時折あるそうですが、私は姿を見るのは初めてで見つけたときは思わず驚きの声を上げてしまいました。

いくつかを採集し、その内一つは黄色の体色をしていましたが、調べてみると青い体色のものが多く、黄色いものは珍しいとのことでしたのでこれもラッキーでした。

さて、このギンカクラゲですが実は水面に浮いている青色(まれに黄色)のものは群体性のポリプで、このポリプから約0.3mmの小さなクラゲが生まれます。

ギンカクラゲは飼育が難しく、いつまで展示できるかわからないためお早めにご覧ください。

ギンカクラゲは上から見てももちろん美しいですが、水中から見上げた姿も優雅で美しいです。

採集した翌日には小さなクラゲが多数生まれていました。

浮遊するポリプとは全く似ていませんね。