2022.04.21 魚類
かわいいあの子の裏の顔
南館2階 日本の海のコーナーに新たに加わった魚をご紹介します。
それがこちら「ハコフグ」という魚です。
小さなおちょぼ口と独特な四角いフォルムが愛らしいですね!
この体を覆っている四角い骨板が箱のように見えることから、この名がついたと考えられています。
さて、フグといえば「毒」をイメージする方が多いかもしれません。
もちろんハコフグにも毒があります!
ハコフグは「パフトキシン」という粘液毒を持っています。
危険が迫ったり、刺激やストレスを与えられた際にこの毒を体表から分泌し、外敵から身を守っています。
もうすぐ夏本番。もし釣りや海水浴に訪れた際にハコフグを見かけても、安易に触れないのが賢明です。
また、近年は地域によって内臓に「パリトキシン様毒」を持つ個体も確認されています。
この毒は一般的にフグ毒として知られており、食べると食中毒症状を引き起こす「テトロドトキシン」よりも強力です。
食用としている地域もあるようですが、興味本位で食べたりしないよう注意してください。
ここまで毒についての危険で恐ろしい一面をご紹介しましたが、懸命に小さなヒレをパタパタと動かしながら泳ぐ姿はとってもキュート!!
見た目のかわいさはシャチにもイルカにも負けていない(はず)!笑
新たに加わった南館のアイドル「ハコフグ」が皆様をお待ちしています!